KubeFest Tokyo 2020に参加してきた

bells17
14 min readJun 13, 2020

KubeFest Tokyo 2020に参加してきたので、セッションの資料などをまとめた。

参加してきたとは言ってもオンライン開催なので家から見てただけ。
また午後はKubernetesアップストリームトレーニングに参加していたため、LTしか見れてない。

一応見れたセッションには感想も書いておく。

YouTubeの動画とプレイリストも公開されたようなのでプレイリストのリンク貼っておきます。

Track1

Open Policy Agent を使ってベスト・プラクティスをコード化しよう

Kubernetesトラブル原因特定容易化に向けたロギング強化機能

ある意味で今日一番刺さった話しだった

現在進行系のロギング強化機能に関するKEPに対する取り組みの話で、日本でKEP出してる話しって聞いたことなかったのですごい良かった

Resilience Engineering on Kubernetes ~ワンターレンの夜明け~

深い話が多くて面白かった
動画途中までしか見れてないので、動画アップされるまでに先に資料をちゃんと読んできたい

Preparing the guardrails for Istio at scale

分散密ベクトル探索エンジン Vald の Helm Chart の作成と Operator SDK を用いた Helm ベースの Operator の開発

Kubernetesクラスタのマルチテナンシーベストプラクティス

Open Policy AgentとSpinnakerで実現するマイクロサービスの安全な継続的デリバリー

Kubernetes based connected vehicle platform

Track2

ヤフー/ゼットラボのステートフルアプリケーションへの挑戦

addon-managerを使った運用の自動化のところが結構気になったので、今度試してみたいと思った

Container Storage Interface のすべて

VMとAWS ECSがメインのインフラにKubernetesを導入した効能

Kubernetes とオープンソース

やっぱサイボウズのOSSへの取り組み超強いなと思った

取り組みについての情報がまとまってて助かる

負荷を予測して事前スケーリングする HPA の Custom Controller 実装

運用性向上のためのベアメタルサーバ制御機能の紹介

The potential of Kubernetes as more than just an infrastructure to deploy

Understanding CPU throttling in Kubernetes to improve application performance

Track3

監視の基礎から知る、ヤフーの大量クラスタ監視システムの仕組み

Z Labのks8クラスターの監視関連の話が聞けてよかった

prometheusが自動で構築されたりするのいいなーと思った

LT

GitOps環境におけるremote clusterでの開発

手間をかけずにサービス監視する方法

EKS x locustで構築する大規模負荷試験環境

負荷試験とかを自分でやったりしてたのが昔でやっぱ色々負荷試験色々大変そうだなという印象だった

でもk8s使うことである程度インフラ部分の自動化がしやすくなったのは良さげなのかな

KubernetesにおけるCIについて

Kubernetes関連のテスト対象一覧やツールなどをまとめてくれていて助かると思った

このリストを元にできてるもの/できてないものとかを見ていきたい

Kpt を使って組み換え可能な Manifest Pipeline を作ろう!

話を聞いててKustomizeほど制約強くないし、helmほど多機能ではないけど拡張性が適度にありそうでちょうど良い雰囲気を感じた

また

を見てる感じ開発元Googleなのかな?と思っていて継続的な開発も行われてそうで良さげな気がした

kubectl のプラグイン機構を活用してオペレーションを効率化しよう

krewはKubernetes Meetup Tokyoとかで何度か聞いてて存在は知ってたんだけど、結局試せてないから試しに適当なサンプルプラグインを実装してみたい

あとプラグイン自体利用したことなかったのでまずおすすめプラグインを使ってみるところからはじめたい

Stargz Snapshotter: イメージのpullを省略してcontainerdでコンテナを高速に起動する

なんかすごい面白げなことをやってるんだなと思ったんだけど、技術的にわかってなさすぎて”なんかすごそう”みたいな雑な感想になってしまった

Stargz Snapshotterというのは
https://github.com/containerd/stargz-snapshotter
でOSSとして公開されているもののようなので今度試してみたい

gVisorを活用して実現するこれからのコンテナセキュリティ

最近はinductorさんもコンテナランタイム周りの話をよくしているし、GKEのPMのyoshiatさんもgVisorの情報を色々と発信されてるので興味深い

セッションをされた_moricho_さんは今度コンテナランタイムに関する電子書籍を出版するとのことなので是非読よみたい

Re: Kubernetes-native テストベッドで始めるベストプラクティス模索

テストベッドのは前から知ってはいて概要を眺めたりはしてるだけど、巨大すぎてなかなか手をつけれてない

いつか時間を作ってトライしてみたい

Kubernetesアップストリームトレーニング

前々から参加したいと思ってたKubernetesアップストリームトレーニングにようやく参加できた。

内容としてはKubeConのContributor Summitで実施されているContributor Workshopをアレンジしたとのこと。

ちなみに2019年のサンディエゴで実施されたContributor Workshopのセッションについてはこちら

サンディエゴのセッションは部分的に参加したけど英語で雰囲気しかわかってなかったので、日本語で改めてお話が聞けてとても良かった。

また実際にKubernetesに継続的にコントリビュートされている方が講師として色々と教えていただけて、質問もいくつもさせてもらえたので自分でコントリビュートしていく上でのもやもやが結構減った気がしてるので、参加できてよかった。

そして今思うと昨日書いた

がいい感じに今日のワークショップの予習になってる感じだったので、たまたまだったけど良いタイミングだった気がする。

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